「踵(かかと)から着地するのが良い」とよく聞きますが、経験上、あまり良くない
気がします。
着地の力を吸収するのには、フラットに足の裏全体で着地するか、前足部で着地して、
足首と足裏の筋肉のバネで衝撃を吸収する方が理にかなっています。
踵からの着地は、衝撃を吸収するバネが無く、蹴り出すまでのストロークも長く
なるので非合理的だと思います。
短距離では、踵は着地せずに前足部で走ります。
足の早い動物は踵を着いて走らない。踵を着いて走る蹠行性(しょこうせい)動物は人、
サル、クマなど。つま先で走る指行性動物はネコ科、イヌ科など。
サルは踵着地なので、種としては踵なのかもしれませんが、
つま先で走る動物の方が速いですね。
しかし、前足部での着地は、足底部に大きな負担がかかります。
鍛えられている人は、底の薄いハダシに近いシューズで、前足部から着地し、足底筋と
ふくらはぎの筋肉を使って、足首もしっかり筋肉がついていて、蹴り出すイメージ
ですが、初心者がやるとケガをします。
最初のうちは、フラットな着地をイメージすると良いかもしれません。
シューズも最初のうちは、有る程度、ハダシ感覚のシューズではなく、
硬めのシューズがよいでしょう。厚めではないです。
最近、流行りのハダシに近い感覚のナイキフリーなどは、ラン用では無く、
タウン用として、足底筋を鍛えるのに効果的だと思います。
自分は、オニツカのメキシコとビーサンを普段履きにしています。
小さな山くらいはビーサンで行動してます。
ランニングをしてなかった頃は、メキシコを履いただけで足底が痛いことも
ありました。
>>次回は足上げ・蹴り上げに続く。