どんなフォームがいいの?足上げ・蹴り上げ編
走る時にどのくらい足(腿)を上げるか?
後ろ足は、どのくらい蹴り上げるのか?
まずは、足上げ。
理想は腿をあげて走る。
腿を高く上げるというよりは、腿の付け根の部分からインナーマッスル(腸腰筋)を使って、足を動かすイメージが良いと思います。
足の筋肉は、お腹くらいから繋がっています。人体図へリンク
腿の前側の筋肉はお腹から動かして、後ろの筋肉はお尻を意識すると良いです。
臀部の筋肉を使えるようになると、自然とハムストリング(腿の裏の部分)大腿二頭筋が使えるようになります。
走る時に最も必要とされる筋肉はハムストリングです。
腿の前側の筋肉は前進させる筋肉ではなく、むしろストップする時の筋肉。下り坂などで衝撃を支える筋肉なので、前側の筋肉を使って速く走ろうとしても、中々上手くいかず、後ろの筋肉を使って走るイメージが正解です。
腿よりも重要だと思うのが、蹴り上げた時の足の角度。
膝の高さより高く上がっていれば、速いランナーかと思います。
なかなか、初心者のうちは、足が高く上がりません。スピードを上げる必要も無いので、摺り足のように短いピッチで早歩きの感覚でも結構走れます。
重戦車のように、足が上がらず速い人もたまにいます。
後ろに蹴り上げた時の角度もスピードに関係があるようです。
サブ3くらいのスピードの速いランナーのフォームは、蹴り上げた時、水平より上に踵の部分が上がっています。理想は踵が高く上がるのが良いですが、初心者のうちは、そこまで気にしなくて良いと思います。
それより、後ろに足が流れて行く時に、外側に開いたりすることがあるので、まっすぐ蹴り上げてるかを誰かに後ろから見てもらった方がいいと思います。
最初の内は競歩をして、足の筋肉の使い方を覚えるのもいいかもしれません。競歩のスピードはオリンピッククラスになると、1キロ4分台。
普通に走るより速いですね(^_^;)