前日、富士山中にクルマのカギを落としてしまい、スペアキーを自宅に取りに返った。
この日は天気もよく、大勢の人で賑わっている。
下から見上げても富士山はあまりキレイではない。
背面を見ると河口湖、山中湖が見える。
花小屋到着。
気温は20度を超えてる。標高2700mで20度はかなり暑い!
このあたりから、岩場が続く。
すでに森林限界は超えてる。
7合目。日の出館。
8合目。雲の上。
ここでなんと、携帯のバッテリー切れ!?
とりあえず、電源を切る。
このあたりに来ると、空気が薄いのか、足が全く進まない。時間的にも富士登山競争の制限時間の4時間半には間に合いそうにない。
そうなると、モチベーションも薄れ、ノンビリ行くことに。途中でおにぎり食べて休憩。
それでも、なんとか頂上に辿り着く。
5:48:16。
富士登山競争のタイムはクリアできない。
3000mをひたすら登るということを、今までやったことがないのと、高度が上がった際、息があがるような気がした。脈も速く感じた。高山病は特に無かった。
体調を整えて、荷物も軽くして、しっかり食事をしてから本気で挑まないと結構厳しい気がした。
せめて頂上の写真くらいとりたいので、カメラ復活したかどうか携帯の電源を入れるが、立ち上げた瞬間、電源が切れる…
高いけど、コーラでも買おうと思いサイフを出す。アレっ無い!リュックの後ろのチャック付きのポケットにジップロックに入れたはずサイフが無い!
ジップロックと小銭だけが残っている。
サイフの中にはクルマのキーも入っている…
心あたりは佐藤小屋で水を買った際にサイフを出した時…それ以外は使っていない…
小銭は700円のみ。
携帯にパスモを入れてあるので、下山までは小銭のみ。
なけなしの500円でとりあえず水を買う。
さて、どうしよう?
まずは、佐藤小屋まで行って、落し物がないか聞きに行くことにする。
下山。
下りは下山道を利用するが、砂利道のため、くるぶしあたりまで、砂利にあしが埋まって走りずらい。一般の登山客もたくさんいるので、とばせない。砂利から舞う砂ぼこりも凄く、バフを顔に巻く。
調子よく降りていたと思ったら須走口の表示が…
登ってくる人に聞くと、どうやら道をロストしたようだ。
先程、道を聞いた人と地図を見直して8合目まで登って戻ることにする。
その方、70歳とのことで、フルマラソンも走るそうです!?
相談にのってくれて、ありがとうございました!
そして、また登りか…
8合目まて、再び登ってそこからは、正規の下山道。
ジグザグの下山道をひたすら下る。
6合目の防災センターでカギの落し物がないかを聞いてみるが、無かった。
5合目からバスで帰るか、佐藤小屋まで行くか、迷うが、佐藤小屋まで行くことに。
佐藤小屋到着して、落し物ないか聞くが無し。小屋の方にホンダのディーラーの電話番号と住所を聞いた。作戦的にはイモビ付きのキーなので、ディーラーの開けて貰えるかもしれないので、まずはディーラーに相談しようということに。
馬返しまで自力で降りるか、5合目バス停まで行くか迷う。
パスモが使えない可能性もあるので自力で降りることを選択。
なんとか馬返しまで到着。
当然バスは無い。
ここから8キロくらいある、水場も無く、街に出た後もどうしたらよいか分からない状況のなか、あまり飛ばして帰る訳に行かないので、基本走るがあまり飛ばし過ぎないように注意する。
往路の記憶だとあまり距離が無かったような記憶があったが行けども、中野茶屋が出てこない。
まさかのロストかと思ったが、辿り着く。
店は当然、終了しており、水分補給もできない。なんとか中野茶屋。
ここから浅間神社入口まで、再びラン。
途中歩いたりしながらグダグダのまま、浅間神社まで到着!
とりあえずコンビニに行って水分補給。
その後、通りがかりの中学生にディーラーの住所を伝え、案内してもらうことに。
歩いていると、親切なおばさんが、どこへ行くか訪ねてくれた。ディーラーをさがしてることを伝えると、電話をかけてくれた。
合鍵作るのには2週間かかることが判明!
スペアキーを家に取りに帰るしかなくなった。
富士山駅まで、トボトボ歩き、パスモが使えることが確認できたので自宅へ公衆電話から連絡をいれる。
富士急で大月まで。大月から中央線で立川まで。立川から川崎まで。川崎から京急でなんとか自宅に23時過ぎに到着。
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