STY2016に参加してきました。その1からの続き。
予定の12:00になり、土砂降りの中スタート。雷もなっている...
スタート後の舗装路ののぼり坂は上から流れてくる水で川になっている状態。
まずはシューズの中に水が入らないように、気を使って走る。
しばらくすると、トレイルの入り口。
すでに渋滞。
雨も止まずに、暫くトレイルを進む。
路面は泥でグチャグチャ。
シューズにはすでに浸水しているが、泥が入らないように泥は避けながら走る。
雨も止まずに、暫くトレイルを進む。
路面は泥でグチャグチャ。
シューズにはすでに浸水しているが、泥が入らないように泥は避けながら走る。
雨は止んだ様子を見せたかと思う瞬間もあったが、再び豪雨に。
進みは路面状況が最悪のため、常に渋滞だ。
さらに、路面状態は悪くなり、泥のチョコレートを耕しながら進む。もう泥がシューズに浸かるのを避けるのは諦める。
もう、何かが切れた…汚れとかどうでもいい。
転んでケガをしないようにだけを心がけて、積極的に滑らなさそうな泥の踏み跡に自ら足を突っ込んでいく。足首より上に泥が浸る状態でも、コケてけがするよりはマシだ。
もはやトレイルを走っているというよりは、沢登りやシャワークライミングをしている感覚だ。
流石にこんなのは初めてだ。
写真を撮るにも、危なくてスマホを出せないような状況。
トレイルも数多くの選手の踏み跡で破壊されてきている。
時計を見ると、かなりの時間が経過している。第一エイドにも着いていない。
天気予報では、山梨側は雨の予想は無かったので、明るいうちに出来るだけスピードを上げて、雨の降っている地帯を抜けだすように作戦変更。
抜けるところは、泥だらけでもガンガン抜くことにする。
ようやく第一エイドの太郎坊が近くなってきた。
足もとも富士山特有の砂利状の足場。
携帯を見ると、一時中断のお知らせが事務局から届いている…
第一エイドに到着すると、やはりお知らせ通りにこの先には行けない状態だ。スタッフに状況を聞くがどうなるかわからない。
給水車があったので、泥だらけのシューズを洗う。シューズの中にも水をジャブジャブ入れて泥をかき出す。
みんな田植えに行ったような汚れだ。
エイドでみくりやそばをいただき、しばらくテントで待っている。
すると、スタッフからレース中止のお知らせが…
正直、この先に行って後55キロがこの調子だと厳しいなとは思ったが、このままレースを続けると夜間は危険だし、トレイルの状態も最悪なので、中止は妥当なのかもしれない。
15:02に中断のお知らせ。15:54に中止の連絡。それからバスで河口湖までピストンしてくれるとのアナウンスが。
バスが来るまでは、第一エイドで待機なのだが、汗に濡れた体は、標高が高い場所に留まることによって、急激に体温が下がり、ブルブル震える人続出。
ストーブに集まり、運営が用意してくれた毛布にくるまり、暖をとる。
18:00すぎにようやくバスが来て、女性と年配の方から搬送が始まる。
自分は45歳以上の第二便で搬送。歳をとっていて良かった微妙な瞬間。
バスに乗る際、振り返ると富士山が!
すっかり晴れていて、頂上付近には今年の初雪が。
19:00頃河口湖に到着。
誰も通過することなかったゴールゲート…
来年はUTMFで、もう一度来たい。
荷物と完走アイテムを引き取り、河口湖ロイヤルホテルの温泉に行くが、1時間待ち…
風呂は諦めて、駐車場に行く1時間に1本のバスへ乗る。
待ち時間に鹿カレーを食べる。体が温まる。
駐車場に到着後、河口湖インター近くの温泉「泉水」に行って汗を流して、11:00頃帰宅。
フィニッシャーズアイテムは、ポーラテックのネックウォーマー的なもの。BUFF的につかうのかな?
公式タイムは太郎坊まで、3:28:31。
手元の計測は、第一エイド以降も行く気満々だったので、止めてなかったのでタイムが適当。
終わってみれば、スタートしただけでも奇跡的。
前日45キロに短縮されたUTMFを走った選手も、特例参加が認められたSTYに自力でスタートラインまで来てくれたのに、そんな人達にスタート前から中止と言えないよなぁ。
定刻通りスタートしたのも、途中で中断したのも、ギリギリの判断だったと思う。
なんとかスタートさせてくれた鏑木さんや運営、ボランティアの方々に本当に感謝。
このすごい雨のなか、ボランティアの方がコースにいてくれたこと自体すごいこと。
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実際の映像があったので、貼っときます。
橋が流されたとか言ってたけど、後続はこんなだったのか…
荒らしてしまったトレイルも心配。
来年も出来るといいな。
っていうか、UTMFポイントが心配…
ということで、房総半島横断70kにエントリーした。
来年あるのであれば、雨の多い9月ではなく、5月くらいがいいのでは?と思う。
翌日は走り足りなかったので、月例川崎に。
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